前回の続きです。
私のトレーニングを受けていらっしゃる方の中にはゴルフ愛好家の方がいらっしゃいます。
過去ゴルフをたしなむ方を多く見てきましたが、皆さんの悩みは一つ、期待は一つ
飛距離
大体30代〜80代の方を見てきました。
皆さんトレーニングに期待していることは飛距離以外ありませんでした。
まぁ当然ですよね。
トレーニング=筋肉つける
筋肉つける=飛距離
みたいな構図が自ずと浮かびます。
私が指導してきた方は大体10y〜15yほど
飛距離が伸びました。
ですがそれだけ筋肉がついたのかと言われればそうではありません。
もちろん筋肉はあるに越したことはありませんし、ジムのようにマシンがあればそれを使ったトレーニングも行います。
◼️個別性の原則◼️
私はみんながみんな筋肉を付けることが飛距離の近道とは思いません。
人それぞれに飛距離への近道が異なると考えます。
スポーツパフォーマンスにおいては
身体をどのように使うか
身体をどのように使えるようになるか
という点で見たほうが良いと思います。
そしてゴルフ
飛距離を伸ばしたいのであれば
スイングスピードを速くする
スイングアークを大きくする
(大きな円を描くようにクラブを振ること)
これが大事であり、その点から見ていくと必ずしも筋肉をつけることが最重要課題には来ないのです。
現に私の現在見ている方は柔軟性が著しく乏しい。。
身体が硬いんです。。
よって身体の捻転が非常に浅くスイングアークが小さい。
それを補うべく腕の力で振っているから手打ちになる。
すると飛距離は安定せず、スコアも安定しない。
ということになっているので、この方へは筋トレをせず、柔軟性を上げることを優先課題として取り組んでいます。
ゴルフは良くも悪くも「形」がしっかりしているので、
どうすれば良い形になるかを判断しながらトレーニングをプログラム出来ます。
そして大事なのが
キネティックチェーン(運動連鎖)という考え方
クラブを腰で振れ!
とか
脚からテイクバックする!
とか言われたことありませんか?
クラブは手で持ってるのに。。。
筋肉は身体の関節をまたいでくっついているので、
脚から発生した力は胴体に伝わり、腕に伝わります。
このように動きや力が連鎖していくことをキネティックチェーン(運動連鎖)と呼びます。
このような力を伝えるには「姿勢」がとても大事になります。
この姿勢を作るのが「体幹トレーニング」になります。
厳密にいうと体幹トレーニングって胴体のトレーニングなので、世間一般にイメージされる体幹トレーニングとはちょっと違うんですよね。。。
まあ、ここではざっくり姿勢をキープするような「体幹トレーニング」をイメージしてくれればいいです。
ちょっと長くなってきたので今日はここまで!